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日程 | 2007年2月10日(前夜発)〜12日 |
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地域・山域 | 南ア・戸台川 |
形態 | アイスクライミング |
メンバー | 佐々木、岡本、木村(無所属)、福本た、徳野、尾崎、谷川、他2名 |
報告 | 岡本 |
中央道駒ケ岳SAで仮眠後、戸台駐車場へと向かう。
戸台の駐車場には7〜8台の車が停まっており、徳野さん達は既に到着している。
8時頃に河原につけられた道を歩き始める。気温は高く付近に積雪は全く無い。途中堰堤には薄く氷が張っている程度だ。
1時間強で上ニゴリ沢出合で、さらに1時間で赤河原の丹渓山荘に到着。
丹渓山荘は以前は営業小屋であったが、今は廃業している。
中に入るとそれほど荒らされているという感じは無い。一応テントは用意してきたが今回は小屋を利用させていただく。
この日は小屋から一番近い舞姫ルンゼを登る予定で、小屋に不要な荷物をデポし12時に小屋を出る。
本谷沿いにしばらく行くとF1基部に着き、唖然。
「氷はどこや?どこへいった?」「ここは舞姫とは違うのか?」
そこには下部6〜7mは岩が完全に露出して水が流れ、上部に申し訳程度に氷が張り付いている滝があるだけ。
その上のF2の氷も非常にショボい。F3らしき滝も見えるが、この分だと期待出来ない。これが舞姫の滝のルンゼに間違いはないが、これだけ暖かいと無理もないか?
ある程度の覚悟はして来たがやっぱり・・・
ここは南面のため日当たり良く、寒さは全く感じない。
ならばと、すぐ上流対岸の舞鶴ルンゼへ向かう。
本谷よりF1大滝を目指し登って行くとありましたありました、しっかりと繋がっていました。北面のため氷も割と硬く快適に登れそう。
一時は八ヶ岳あたりへ転進も頭をかすめたが、何とかここで遊べそうです。
舞鶴ルンゼはF1からF5まであり、F1が核心の大滝です。ロープスケールで40m、出だし10m程がバーチカルでオーバーハングから垂れ下がった幅1.5mの氷柱を登る。そこを越えると傾斜は落ち幅も広くなりルートは色々と取れる。
私たちの他にパーティーはいないので、この日はF1にトップロープを張り、全員で数回登る。
暗くなってから小屋へ戻り宴会1日目となる。
朝から再び舞鶴ルンゼへ上がる。
今日はF1からF5まで上がる予定。
F1基部まで上がると既に2人パーティーが取り付いている。
登り終わるのを待つ。
まずF1を岡本リードで取り付く。
垂直部に昨日設置したスクリューを残してあるので楽をさせてもらう。
F2を佐々木リード、約20mで一部垂直部分があり氷質はあまりよくない。
ここからは七条ノ滝が遠望できるが、今年は登れる状態にあるのか?
F3を木村リード、約10mナメ状で短く氷質はよい。
F4を岡本リード、約10m傾斜は垂直に近く快適に登る。
F5は知らぬ間に通過。
その先が源頭であることを確認してからF1へ下降する。
そこで飽きもせずF1を時間一杯トップロープで登り、またまた暗くなってから小屋へ戻り、宴会2日目。
最終日は上ニゴリ沢との声もあったが、氷の発達が悪いとの情報で諦める。
朝早くから赤河原の丹渓山荘すぐ下右岸の氷柱を偵察、登れる代物では
ないことを確認した後、早々に下山する。
戸台はまさに春のような陽気であった。
仙流荘の温泉で汗を流し、駒ヶ根で行列に並び噂のソースカツ丼を食する。
戸台川
舞姫ルンゼF1・・・無惨
舞鶴ルンゼF1
舞鶴ルンゼF1
舞鶴ルンゼF1
舞鶴ルンゼF2
七条ノ滝遠望
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