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日程 | 2007年4月21日 |
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地域・山域 | 和歌山 |
形態 | ハイキング |
メンバー | 吉田、池田、近藤、清岡 |
報告 | 清岡 |
和歌山の粉河町の紀ノ川の南にある三等三角点の龍門山に行ってきました。関西百名山にも紹介されていて紀州富士の異名もある山で、以前から長閑
なハイキングにと目星をつけていた山です。
いつものノーマルペースなら2時間少々で終了する山ですが、約4時間弱掛けてゆっくり楽しんできました
。期待以上のものがありました。
24号線から紀ノ川に掛かる竜門橋をわたり、緩やかな山すそを登山口まで車で入ります。そこから中央コースをとり
ましたが山裾から中腹まで一面に手入れの行き届いた果樹園が伸びています。桃、キュウイ、ミカン、柿そして梨の畑が緩やかな起伏に広がっています。
丁度、桃が咲き終わったところででしたが、梨の白い花が芽吹いたばかりの葉っぱと調和して瑞々しい風景でした。
果樹園が終わる辺りから本格的な
登山道になります。そこから頂上までが雑木林で新緑が始まったばかりです。
萌黄色、エメラルド・グリーンなどの新緑が一斉に湧き出たように膨れています。その中に山桜も点在していて山が笑っているようでした。
頂上付近の尾根筋は登山道も整備されていて、珍しく松林が多く、松葉を踏みなが爽
やかな風に吹かれて気分が段々ハイになります。。頂上付近は芝の広場があり周囲は熊笹に覆われていて、頂上から北側の眺望は絶景です。
紀ノ川、
泉葛城から金剛山への山並み、その向うには淡路島、大阪湾が霞の中にも確認できました。
下山は東へ尾根をすすみ田代峠を径由しました。紀州富士
の異名がありますが頂上付近の尾根は平でどうして富士と呼ぶのかと疑問に思うぐらいです。多分、見る方向により富士のように見えるのでしょう。その
尾根の途中に、珍しい大きな磁石がありました。和歌山県の天然時念物に指定されているそうです。。この石の近くではコンパスの指針が狂ってしまいます
。
わずか700メートルばかりの山ですが、この山にしかないという県指定の天然記念物の植物や貴重な生物も豊富とのことです。(地元の先生と生徒
が調査に来ていて話を聞きました)
下山途中でポカポカした陽だまりで昼食をとり蕨狩りや草もちの蓬などを摘んで帰途についました。
紀ノ川と金剛山への山並み
満開の梨園
山頂にて
磁石岩横の説明板
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