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北穂高岳・ドーム中央稜

日程 2007年8月9日〜11日(前夜発)
地域・山域 北アルプス
形態 アルパインクライミング
メンバー 福本高、福本博
報告 福本高

8月9日(木) 快晴

上高地を朝6時10分発で12時前涸沢に到着。北穂までの予定だが北穂小屋に電話したところ団体予約で混雑で一布団に二人とのこと、涸沢小屋泊まりとする。

8月10日(金) 快晴

満天の星空、4時30分小屋を出る。北穂南峰7時過ぎ通過し混雑の縦走路をドームを巻き鎖場を降りたところから3尾根左C沢右俣側のガラ場を踏み跡を探しながらやや右に下る。
岩稜に出たところで、岩溝を20mほどクライミングダウンし、さらに右にトラバースで3尾根上に出る。
ここから約20mガラ場状の3尾根を下降、C沢左俣に巻き込んだところに懸垂ピンがある。このピンを探すのに時間がかかり。後続のパーティーに追い越される。
懸垂は25m程度。我々の45mロープでダブルで懸垂、3尾根下部からドーム中央稜への横断バンドに出る。
バンドをトラバ−スして取り付きテラスで5人の先行パーティーの登攀を眺めながら今日中の帰宅をあきらめる。
ここからの北穂から槍の眺めはすばらしい。
10時30分登攀開始。

【1ピッチ目】
チムニー状の左のスラブからチョックストーンの手前からチムニーを少し登りチョックストーンを左に巻き上げ、コル状のテラスに出る(約35m)

【2ピッチ目】
正面のスラブを15mほどで、大きなテラスに出る。

【3ピッチ目】
左の凹角と右のカンテにルートが取れる。右にルートを取り45mいっぱいでテラスに。

【4ピッチ目】
凹角状の左を強引に登る力のいるルートで、約35mでテラスに。

【5ピッチ目】
簡単な岩溝状を登りハングに突き当たったところで右のクラックにハンドジャムを効かせて乗っ越すと終了。
(終了14時)

ロープ、登攀具を外し、ドームのピークへ。涸沢16時30分で涸沢泊まりとなる。
今回使用の登攀具(カラビナ10、スリング10、フレンズ2半1、ロープ45mダブル)
なおロープは50m以上であればシングルでもあまり曲がりがないので可能。

8月11日(土)

涸沢5時40分発で上高地10時頃着。 快晴の中の楽しい登攀でした。北穂までのアプローチが今回の核心。

涸沢

北穂南稜より

取り付きにて

1ピッチ目

4ピッチ目

終了点

上高地


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