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薊岳

日程 2007年10月20日
地域・山域 台高・薊岳
形態 ハイキング
メンバー 池田、長嶺、近藤、伊藤、清岡
報告 清岡

ルート/タイム

10/20 林道登山口―二階岳―木ノ実ヤ塚―薊岳―明神岳
(歩行時間:約6H弱)

10月20日(土)

当初の計画では、木屋谷登山口から奥山谷、明神岳から檜塚奥峰を経て下山するルートを取る予定であったが、昨夜来の雨で谷筋を避けるルートに急遽変更することにする。
目的地へ向かう空は、天気予報に反して雲が厚く低い。表谷口から麦谷林道に入る。標高450m位から1100mまで林道を車で一気に上り登山口に7:40頃着。先客の車は無し。
昨夕、日本海を通過した低気圧の影響か未だ風が強く、出発準備を寒さに震えながらする。7時50分にいつものメンバー5名で出発。
二階岳への尾根道を進むにつれて、西北の風が強く当たり帽子の紐を締めないと飛ばされそうになる。また、高度が上がるにつれてガスが掛かり、夢幻的な景観となり、同行者が見えなくなることもあったほどだ。
期待の紅葉は未だ始まった程度だが、場所により、鮮やかに、色とりどりに紅葉した木の葉が登山道に落ちている。ガスのせいで木岐の紅葉は判然としない。そのせいか、紅葉を愛でるようにその葉っぱを一枚一枚拾いながら過ぎ行く秋を味わう風流なメンバーもいる。一気に木ノ実ヤ塚に上るも今日は殆ど汗もかかず暖かく感じない。手袋なしでは手が凍えそうである。
薊岳に着き小憩をとり、東への尾根道をすすむ。ガスが依然として消えないが、尾根筋の木岐は紅葉が進んでいるのが分かる。アップダウンの殆どない気持ちのいい尾根筋をどんどん急ぐ。
途中、どんぐりなど拾いながら遊んだりするも、今日の行動予定、片道3時間の行程で明神岳に着いた。風が更に強く感じる。狭い尾根の登山道を避けて尾根から少し下りた笹の中を歩くほどだった。
このような悪コンデションであるが雨が降らないのがありがたい。途中、単族行の人やK夫人の知り合いの大人数のグループや数グループとすれ違い来た道を引き返す。その頃になり、一瞬ガスが切れ遠くが望める時が度々となる。幕が開いたようでその光景が一段と印象的だ。
二階岳の頂上からは笹ケ峰や奥の迷峰のピークが望めるほで天気が回復してガスも切れてきた。後発組みの車が数台ある登山口に着いたときには、青空もくっきりと開け、風も止み、朝の寒さが嘘のようであった。

木ノ実ヤ塚にて

ガスの尾根道

ガスの切れた瞬間

紅葉の始まり

どんぐり拾い


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