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白鬚岳

日程 2008年10月21日
地域・山域 台高
形態 ハイキング
メンバー 清岡、伊藤
報告 伊藤

ルート/タイム

10/21 駐車場(8:15)〜登山口(8:55)〜尾根筋(9:45)〜ピーク直下(11:10)〜ピーク(11:40/12:40)〜
駐車場(15:00)

10月21日(火)

暫く山へ行く機会がなかったので、平日でありますが清岡さんをお誘いしたら快くご一緒してくださることになりました。
近郊の山々の標高1000m辺りでは紅葉が始まっているとのニュースが伝わってきています。今日はその紅葉を楽しみに出かけました。行先は白鬚岳(1378m)です。
北は高見山、南に大台ヶ原とを結ぶ台高の主稜線から西に外れた山で、169号線の柏木の集落の東側に高く聳え、台高の主稜に負けない二等三角点のピークです。三年前の一月、総会の帰路に池田さんと登りましたが積雪で途中で残念した北尾根を登るコースをとることにしました。
山頂からは、北東に伸びている尾根をたどり台高の主稜線・赤くら山に伸びている地図には出ていない稜線です。この縦走は充実感があり楽しめそうなコースですが、またの機会にし、今回は途中まで歩くことにしました。
169号線の白川渡から中奥川の林道を約6キロ進み、そこから大鯛山方向の大鯛林道に入ります。アスファルトの立派に林道ですが中奥簡易水道管理組合のある貯水タンクから先は林道が荒れているようなので、貯水タンク前の広いスペースに駐車してそこから歩き出しました。地図にでている林道終点のPとある登山口の駐車場は、ここから約50分歩くところです。
登山口から尾根筋までは単調な植林の急直登です。約50分もくもく歩きました。1193mの高尾のピークの尾根に出ると、白鬚岳への痩せた北尾根が続きます。尾根の西側は広葉樹の自然樹林帯ですが登ってきた東側は杉、檜の植林帯です。この痩せ尾根はアップダウンやトラバースがあったりして、少し緊張を強いられました。
この尾根筋はまだ紅葉が始まったばかりのようでしたが、山頂付近の広い稜線は雑木の紅葉が綺麗でした。少しきつい登りですが自然の残った良いところです。
山頂の直ぐ手前で東尾根をたどり本日のコースに入りました。地図にはルートがありませんが、しっかりした踏み跡やテープがあり静かな尾根です。しばらく進むと、このルートは約200メートル下降するため本日はここまでとし頂上に戻りました。頂上には74歳の長身の男性が休んでおられ、一人で近畿三百名山を77歳の喜寿までに達成するのが楽しみだと話されていました。天候もよく大峰の大普賢岳から伯母峰の山並みが望めました。
1985.11.3に元日本山岳会会長の今西錦司さんが1500山目の山として白鬚岳に登られたのを標した記念碑が立っています。そこには「一山一峰に偏せず、一党一派に偏せず」という氏の自筆の文字が彫りこまれているのが印象的でした。
(歩行約7時間、含む休憩)

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林道終点の登山標識

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白鬚岳への稜線

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ピークにて

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ピークの記念碑

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大普賢岳方面の景色


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