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赤坂山〜三国山

日程 2008年11月21日
地域・山域 湖北
形態 ハイキング
メンバー 清岡、辻、伊藤、高岡
報告 高岡

11月21日(金)

赤坂山はマキノスキー場の北部背後に鎮座する山だ。
春・夏・秋は登山者で、冬はスキーヤーでにぎわう人気スポットだ。
僕は赤坂山には5年以上前に訪れているが、去年この山の南側に位置する大谷山に来ており、登山口は同じだ。マキノ高原はいつ来ても芝生状の広々とした気持ちの良い高原だ。
ここの無料駐車場に車を止め、8:30に出発。スキー場を抜けると登山口があり、丸太で組んだ階段が延々と上に続いている。一部は丸太が腐って崩れていたり、土が流れ階段が浮いてしまっていて歩きにくい。そこで登山者は階段を避けて斜面を歩くため、新しい道が出来てしまっているところもあった。
こういうことが山を荒廃させる一因になるのだが、一登山者にはいかんともしがたい。山を愛する気持ちだけは失いたくない。
まんの悪いことに僕は登山靴を忘れてしまい、運動靴で登るものだから急斜面ではフリクションがきかず、登山終了までこわごわへっぴり腰で歩くハメになる。
このコースは人気があるだけに道幅が広く歩きやすい。展望台には東屋やベンチも設置されていてハイカーも楽しめる。本格志向の登山者には物足りないかもしれないが、琵琶湖も一望できのんびりと山歩きを楽しみたい者にはぴったりのコースだ。
登山道沿いの斜面には岩鏡の群落があり、春・夏にはその他の多くの花が登山者を楽しませてくれそうだ。
稜線に出ると笹原の高原になっており、少し登ると頂上に着く。(10:20)眼下には琵琶湖が木漏れ日で輝いており、湖北の山並みを見渡せる360度の大パノラマだ。
ただ、風が強くみぞれも降ってきた。気温も2.6度で寒い。ここで引き返すかどうか思案するも、辻リーダーの決断で三国山まで行くことになる。急斜面を下るも雪が一部積もっている。次は明王ノ禿(はげ)だ。
花崗岩の風化した崖で危険防止の柵が設けられている。奇岩が乱立し猿や怪獣の形に似ていて、面白い。ただ、ハゲという名前が僕には気に入らない。どうしてだって?理由はご勘弁ください。
そのあと雪交じりのなだらかな登山道を行くと三国山に到着。(11:25)その名は近江・若狭・越前の国境に由来する。樹林に囲まれた狭い頂上だが、落葉の為に周囲の山並みは見通せる。
空も午後から天気が崩れる予報を裏切って青空が見えてきた。ここで気分よく昼食にする。帰りは時間のかかる林道の周回コースをとらずに、元来た道を戻ることにする。
14:00無事下山。晩秋の山の雰囲気を存分に味わえた良い山行だった。

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マキノスキー場の紅葉

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赤坂山山頂にて

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赤坂山を望む

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三国山山頂にて

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積雪の登山道

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メタセコイヤの並木


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