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三峰山

日程 2009年5月16日
地域・山域 台高
形態 ハイキング
メンバー 清岡、平岡、福呂
報告 福呂

ルート/タイム

5/16 駐車場(7:50)〜トイレ小屋(8:20)〜避難小屋(9:15)〜三峰山(9:45)〜平倉峰(10:15)〜里谷山(11:10)〜黒石山(11:25)〜三峰山(1 2:45)〜避難小屋(食事)〜不動滝(13:50)〜駐車場(14:20)

5月16日(土)

今週日曜日の空模様が思わしくない為、当初に予定していた岐阜蕎麦粒山から、一日繰り上げて近場の三峰山に行き先の変更となりました。
この三峰山は、台高山脈の高見山からさらに東に位置する所にあり、冬季には霧氷、初夏にはシロヤシオが咲き誇り、シーズンには大勢の登山者が訪れます。今回は、三峰山からさらに東の尾根(三峰歩道)を黒岩山にかけて歩くルートで、自然林が多く残り静かな山歩きを楽しめます。
当日の天気予報は曇り後雨。空を眺めながら午前中はなんとか雨が降らないでと祈りつつ、自宅を出ていつもの集合場所である大宇陀の道の駅まで車を走らせました。
大宇陀まで来ると、雲が一層と厚みを増し今にも降りそうな空模様になり。。〜今日は中止かなぁ〜ダメやな。〜道の駅に着くと二人が待っていてくだされて、笑顔で談笑されていました。さすが山の人。二人の楽しそうな雰囲気に弱音を吐く自分に渇を入れる。
そこからは一台の車に乗り換えて、大宇陀から約45分のドライブですが、車内ではいつもの楽しい山の話で盛り上がり、あっという間に登山口のあるみつえ青少年旅行村に到着しました。
現地は糠雨。先ほどまでの陽気な雰囲気がどこかへ去ったかのように、「山頂でタッチして帰ろうか」と、少し後ろ向きな意見でまとまり、準備を整えて出発しました。
山頂へは、登り尾コースから目指します。登山口は大タイ林道を少し進んだ右側の植林帯の中にあり、小さな橋を渡って登山道に入ります。
そこからは、いきなりの急な登り坂でしたが、一気に約150mを登って休憩小屋(WC)に着きました。この小屋で小休止をしていると、窓になんやら真新しいポスターが貼ってあるのに気が付きました。内容を見てみると、N良K通バスのツアーの案内でした。清岡さんから、奈良山岳会には公認のガイドをされている方がおられると話されていました。〜人を山に案内するということは、経験や技術などをもって山の良さをどのように伝えるか、安全確保に努める責任ある行動をどうとれるか。私には難しすぎて分かりませんが、大変なお仕事だと思いました。
この小屋から先は雨も次第に強くなり、ガスも濃くなる最悪のコンディションとなりましたが、オリーブ色の若葉と葉の下に雨粒が滴りて銀色に輝き、そのコントラストはとても綺麗で、疲れを軽減させてくれました。
やがて避難小屋を通過して三峰峠まで来ると、ここからは稜線を歩く道になり、山頂はもう直ぐそこの思いで軽快な足取りで進みます。途中に確か〜木曽御岳山!?だったと思いますが、ここから年に数度、天気の良い日に見れます〜という、ビューポイントがありました。無論、今日は室生の山々さえ見ることは出来ませんが、三峰山頂には登山口から約2時間で着きました。
誰もいない山頂で記念撮影をし、そして休憩もほどほどに〜さぁここからが本日のメインコースの三峰歩道(黒岩山までの高低差約130m、所要時間1時間30分)に入ります。
入口は三峰山山頂名の建て看板の右後方にあって、八丁平へ下る道の左側についています。そこからは新緑が眩しく、とても美しい自然林の尾根を歩きます。あまり人が入っていないと思われる尾根道には自然が多く残っており、周辺には大きな巨木も点在していて、森の神秘さを充分に感じ取る事が出来てとても満足でした。この風景はずーっと変わらずにいてほしいです。
道中は純白のシロヤシオや淡いピンクの山ツツジが咲き誇り、このあいにくの雨の中を登ってきた三人にご褒美として楽しませてくれました。

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三峰山頂から平倉峰へ歩き出す

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満開のシロヤシオ

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雨の中の森

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幻想的な雰囲気


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