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越百山〜南駒ヶ岳縦走(雨にも負けず、風にも負けず)

日程 2009年7月19日〜20日
地域・山域 中央アルプス
形態 ハイキング
メンバー 清岡、辻、池田、チョット岳
報告 チョット岳

ルート/タイム

7/19 関電伊奈川ダム駐車場発(9:30)〜福栃平登山口(10:15)〜下コル(11:00)〜越百小屋着(13:40)
(歩行時間4H10)
7/20 越百小屋発(5:15)〜越百山(2613m)(6:05/15)〜仙涯嶺(2798m)(7:35/45)〜南駒が岳(9:15/35)〜登山口(13:05) 〜駐車場(14:10)
(歩行時間9H)

記録

当初、17日の夜から20日まで北岳〜間ノ岳〜農鳥に行く計画でしたが、出発の夜9時に清岡邸に集合して天気予報を見ながら作戦会議の上、18日は雨模様なので今日は一先ず解散して、19日早朝から20日の予定で中央アルプスは越百山から南駒ケ岳に変更になりました。
山好きの男達の性なのでしょうか?3日の連休が1日少なくなろうとも何処かの山に行かなければ気がすみません。(何も山の頂上にこれと言った用事も無いのですが・・・・)



7月19日(日)

早朝5時に清岡邸に歩兵隊員3名集合、隊長の車で木曽に向かいます。この日の降水確率も60%で作戦会議の意味があったのやら無かったのやら???
でも山男の性で行くのです山へ!血液型B型2名、O型1名は行け行けドンドンなのです。A型1名はチョット不安そうです。
9時半に駐車場に到着、身支度をしている時にパラパラと雨が落ちてくるではア〜リマセンカ、(ヤバイ!)道中下山してくる3組のパーテイに会いましたが、皆さん口を揃えて「頂上は風雨が強くザックカバーを飛ばされた人もいましたよ!ヒョウも降りましたよ!風速20mはありますよ!」とのコワ〜イ励ましのお言葉を頂いても怯まずに山男の性で行くのです山へ!
でも翌20日は降水確率20%です。それを期待して行くのです。
そんなこんなで越百小屋(コスモ小屋)に着きましたが、体はびしょ濡れです。先着の人達の沢山の雨具が、既に所狭しとぶら下がっていて、私の干す場所を探すのに一苦労しました。朝までに乾くのか心配していたら小さなストーブを山小屋のご主人が用意してくれたのは良かったのですが火力も弱くて朝起きたらストーブは無くなっていて、皆さんの雨具は半乾きでした。(ナンチュウコッチャ!)
今夜は20人位が泊まることになります。満員御礼の状態で、予約のしていない人が数人キャンセル待ちで外に居るようです。(キャンセルが無かったらドナイスルネン)
夕食はおでん(スーパーで袋に入っているやつかな?)と天ぷらで山小屋の食事としてはまずまずで美味しく頂きました。
依然、外は小雨が降っているようです。夜11時ごろにトイレに行きましたがガスが掛かっていました。(明日天気にナーレ・・・と心でつぶやく)
ちょっと寝付いた頃、2階でドッスンと人の落ちる大きな音がして、「どうした!どうした!」と叫ぶ男の声が聞こえましたがそれっきり・・・・・
3時過ぎに誰かの「綺麗な星が出ているよ〜」の声で、私も外に出て夜空を眺め、安心して又寝床につきました。


7月20日(月)

朝4時に起床、昨日と打って変わって快晴です。(ヤッター)
昨夜のドッスンですが、食事の時も何も無かったような雰囲気で、あれは一体なんだったのでしょうか?
身支度をして5時15分に歩き出します。20分ほどで御岳・乗鞍岳が綺麗に見えてきました。今日一日この山は見放題です。(ヤッホー天気最高です。昨日の雨は許したる!)汗ばむのでTシャツ1枚ですが、稜線に近づくにつれて風が少し強くなって来ました。しかし歩くには何等支障はありません。
超百山に上り詰めると南アルプス塩見岳の右に富士山が見えて、「バンザ〜イ」とつい叫びたくなりました。
私は20歳の時に上松〜木曽駒〜宝剣〜駒ヶ根のコースを歩いただけで、中央アルプスは初めて登るようなものですから、360度の見晴らしに感激して「昭文社の山地図」をすべて持ってきて確認したいような気持ちに成りました。
超百山から南駒ケ岳までの稜線歩きは今日のハイライトです。イワツメグサ・コバイケイソウ・チングルマ・クロユリ・コイワカガミ・ミヤマキンポウゲ等のお花と景色から元気をもらい、このアルプスの花道を今、私は歩いているのです。
南駒の頂上から空木岳はスグソコですが、時間の都合もあるので、指をくわえつつ、又の機会にとしておきましょう。下山時も、いつまでも御岳と乗鞍が一緒に歩いてくれました。
緊張の中、4時間半掛けて駐車場に着きました。汗を流したいのですが温泉に行く時間がないので、伊奈川ダムの浅瀬で隊員4名、衣服を一枚ずつチョットだけよ!のストリップで川に浸かりますが想像していた以上に冷たくて足は浸かれても身体は浸かれません。兵隊4人フリチ○でタオルで身体を洗って、早々に退散しました。
その後、ダムの管理事務所のサイレン(裸体に対する警告音?)が鳴ったような気がしたようなしないような・・・・・
温泉代800円の浮いたお代がサービスエリアでの夕食の味噌カツ定食に変わりました。帰路は渋滞で1時間は余分に掛かりましたが、安全運転で8時過ぎに奈良に帰り着きました。参加の皆さん有難う御座いました。
雨にも負けず、風にも負けず、歩兵隊員の皆さん次はどこに行きましょうか?

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越百小屋前にて(翌日出発前)

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越百山の頂上にて

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西方向に見える御岳と乗鞍岳

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縦走路からの南駒が岳のピーク

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南駒が岳山頂にて(右のピークは空木岳)

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黄色しゃくなげ


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