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薬師岳〜黒部五郎岳

日程 2010年10月1日(前夜発)〜3日
地域・山域 北アルプス
形態 ハイキング
メンバー 清岡、池田、伊藤、宮本
報告 宮本

ルート/タイム

9/30 奈良高の原(19:20)〜北陸自動車道〜流杉PA、テントにて仮眠(23:00)
10/1 流杉PA(5:00)〜折立(7:00/30)〜太郎平小屋(11:10/50)〜薬師平(12:40/50)〜薬師岳山荘(13:25/40)〜薬師岳(14:20/40)〜薬師平(15:45/50)〜太郎平小屋(16:30)
歩行時間 9時間(含休憩)
10/2 太郎平(5:00)〜北ノ俣岳(6:45)〜赤木岳(7:40)〜黒部五郎岳(9:50/10:30)〜赤木(12:25/35)〜北ノ俣(13:15)〜太郎平小屋(14:35/15:00)〜折立(17:45)テント泊
歩行時間 12時間45分(含休憩)
10/3 折立(6:45)〜奈良高の原(13:20)

10月1日 快晴

南アルプスの悪沢、赤石岳に行く予定だったが天気が悪そうなので、出発前日の夜に目的地を変更する。
流杉パーキングエリアでテントを張って仮眠したあと5時に出発。折立へは小見線を通ろうとしたが崩壊のため22年度は通行止めとなっており、引き返して小口川線から折立に入る。(この小口川線も通行期間は7月上旬から10月31日)
折立に車を止めて7時半出発。天気はよく途中から剣、立山がよく見える。樹林帯をこえると石畳の道や木道となる。紅葉は3分の1ぐらいすすんでいるだろうか。
11時過ぎに太郎兵衛平につき小屋で宿泊手続きをし、荷物を預けて薬師岳へ。天気は雲ひとつなく正面の水晶岳がかっこよい。私は数えること28年前に同じルートで薬師岳に登っているのだが山の記憶が・・全くない・・・!こんなところだった、と思いだすこともまるでなし。
薬師岳山荘は新しくきれいになっていた。ここでI氏が膝痛のため太郎平小屋に引き返す。山頂に着くと西の下に雲海がある以外完璧に360度見渡せた。この景色は初めて見ているはずだ。これを見たのに忘れるなんていくらなんでもありえない。
ガスが出てくるでもなく晴れたまま太郎平小屋にもどる。こちらに変更して本当によかった。
太郎平小屋の宿泊者は12名のみ。薬師が見える個室にてビールで乾杯。

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太郎平からの薬師岳

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薬師平の閑散とした風景

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薬師峠のテン場の紅葉始め

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薬師岳の頂上でのポーズ

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薬師岳からの剣立山連峰
(雲が掛かっているのが後立山連峰)


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10月2日 快晴のち時々曇り

朝ごはんはお弁当にしてもらって5時に黒部五郎岳に向けて出発。木道に霜がついていて滑りやすい。途中で山から朝日が昇る。今日も雲ひとつない。I氏の膝も痛み止めが効いているよう。行きかう人も少なくK氏やI氏が山ガールに色めきたつことなく、夢のように静かで快適な北アルプスの稜線歩きを堪能する。
黒部五郎岳の最後の登りはきつかったが頂上からは白馬岳から乗鞍岳まで見えて言葉もないほど素晴らしい景色。皆それぞれ自分がかつて登った山や道を眺めて感動を新たにする。山頂でIさんが出してくれるリンゴやオレンジがおいしかった。
黒部五郎岳を下りだして30分ほどしたら急にガスが出てきて黒部五郎岳を隠してしまった。今回は本当についている。その後は時々ガスが薄く出たが遠くの山はよく見えた。朝は暗くて見えなかった太郎兵衛平が紅葉していてとても美しい。昨日登った薬師も美しくそびえている。ライチョウにも出会えた。今年2回目。
私は小屋に2泊するのかと思っていたが、K氏が小屋に3時までについたら折立に下りるという。
2時35分に小屋に着いてしまい、ビールで軽く乾杯し、さらにビールを買い込んでしぶしぶ(私だけ)下り始める。
折立に着いたのは5時45分。朝日も夕日も歩きながら見た1日であった。

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北の俣岳から黒部五郎岳の見る

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黒部五郎岳の最後の登り

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黒部五郎岳から槍が岳を

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黒部五郎岳のピークで

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薬師岳を正面にしての尾根歩き


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