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舟伏山

日程 2008年4月27日
地域・山域 岐阜・美濃
形態 ハイキング
メンバー 清岡、辻、左海、長嶺、宮西
報告 宮西

ルート/タイム

4/27 木津川市(みどりの一里塚駅の道)(6:10)〜あいの森駐車場(9:20/30)〜山頂(11:30/12:20)〜駐車場(13:50/14:10)〜木津川市(みどりの一里塚駅の道)(17:15)

4月27日(日)

先週の横山岳で話しが出た花の多い山に連続して行くことになった。カタクリが山頂に一杯ということで、期待して出発する。
思いがけず結構遠く、人間ナビ二人がかりでやっとあいの森駐車場に着く。驚くことにたくさんの車があり、ボーイスカウトから家族連れまでと人の輪でにぎやいでいた。ほとんどは岐阜近郊の車で、地元に親しみのある山として有名なことが伺える。
でだしは手入れの行き届いた植林混じりの山だが、すぐ花の洗礼を受ける。タチツボスミレが目に付くが、花博士二人が今日はかしましい。
比較的なだらかな山腹から気がつけば尾根道に上がっていた。自然林の豊かな森の新緑がなんともまぶしく美しい。シロモジが潅木として木々の間を覆っている。
しばらくいくとカタクリの葉があちらこちらに目に付く。小さくて1枚だけが多い。カタクリは葉が2枚にならないと花が咲かないし、咲くのに7−8年かかるという。葉はあちこちにあるが花が見当たらない。もう、終わってるのか。
そうこうしているうちに花のオンパレードとなる。ニリンソウが多く、キバナイカリソウにもお目にかかる。
8合目あたりでは、この日の最大の目的イワザクラにやっと出会えた。石灰岩質の岩に咲くまことに可憐であでやかな花だ。もう、絶滅危惧種に指定されそうな感じで岩場に数えられるほどの株しかない。心無い人に荒らされないよう祈る気持ちでシャッターを切る。
山頂近くにはまだカタクリの花が残っていた。生き生きとしたバイケイソウも目立つ。
頂は人為的に自然林を切り倒して展望を確保したらしく、一面の下草が乾燥し、山野草が減少している。もう少し、方法があっただろうにと残念に思いながら昼食をとる。
下山路は登りよりニリンソウの群生が目に付く。さらにフデリンドウ、ヤマブキソウの珍しい花も見ながら沢沿いの道を下山した。
横山岳がイワウチワの群生の山なら、舟伏山はニリンソウの群生の山という形容がふさわしい。

今日出会った花はイワザクラ、キバナイカリソウ、ニリンソウ、カタクリ、ラショウモンカズラ、フデリンドウ、フタバアオイ、ミヤマカタバミ、ユキザサ、ナツトウダイ、キランソウ、エイザンスミレ、シハイスミレ、ヤマブキソウ、ハルトラノオ、ヒトリシズカ、フタリシズカ、ヤマルリソウ、カテンソウ、コクサギ、ツクバネソウ、バイケイソウの22種類であった。(Information by Ms.Sakai)

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岩サクラ

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舟伏山の山頂にて

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山頂手前のコバイケイソウとヤブレガサ

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ニリンソウの群落を下る

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ヤマブキソウ

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下山路の沢を横切る

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登山口


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