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三ノ沢岳〜檜尾岳

日程 2010年8月26日(夜発)〜28日
地域・山域 中央アルプス
形態 ハイキング
メンバー 清岡、伊藤、チョット岳、Sちゃん(会員外特別参加)
報告 チョット岳

ルート/タイム

8/26 天理駐車場(19:45)〜伊勢湾岸道経由〜駒ヶ岳SA(23:20)仮眠
8/27 駒が岳SA(5:55)〜千畳敷(7:30)〜極楽平(8:00/8:15)〜三ノ沢岳(10:05/10:40)〜極楽平(12:40/13:05)〜檜尾岳(15:50/16:1 5)〜檜尾避難小屋(16:30)泊
歩行時間9時間(含休憩)
8/28 避難小屋(6:00)〜檜尾尾根登山口(9:45)
歩行時間3時間45分(含休憩)

8月26日(木)

中央アルプスとは縁が無くて、二十歳の時に木曽側の上松から宝剣・木曽駒岳に登って以来の山行です。私の10年来の山仲間Sちゃんも特別参加です。

26日夜、天理駅でピックアップしてから集合場所の駐車場に…。自己紹介も程ほどに、一路、今夜の仮眠場所である駒ケ岳SAに向かいます。
以前、私が運転をしていて、土岐JCTで中央自動車道に入らなければいけないのに、そのまま直進し美濃加茂方面へ行き引き返した事があり、注意をしました。その時は土曜日で高速料金1000円追加となりました、これって本当に土岐は金なり(時は金なり)です。
それがそれが、今回も、帰りに助手席の私が運転手に話しかけるものですから、又しても、土岐JCTで東海環状を豊田方面に行くつもりが、反対方向の美濃加茂方面に走ったのです。でも、そのまま長良川SA経由で名神高速に入りました。土岐JCTはどうも鬼門です。トラウマになります。

8月27日(金)

天気は最高です。駒ケ岳SAで朝食を済ませて、駒ヶ根高原の駐車場に着いた時には、バス停で100人ぐらいの行列が出来ていました。
駒ケ岳ロープウエイーは初めて乗ります。標高差950Mを秒速7Mで2600Mまで一気に上ります。
千畳敷駅を出ると、真ん前にあの宝剣があり、嘘のようです。40年前に反対側から苦労をして登りつめて見たあの宝剣を、こんなに簡単に目にして良いのでしょうか?周りは既に樹林帯を抜け、すぐにもアルプス縦走態勢に入れるのです。
これって本当に登山でしょうか?簡単すぎる。ラクしすぎです。でも、あれから40年、正直、今の私には大助かりなのです。
千畳敷から30分、極楽平に上がりました。今日のメインの三ノ沢岳が谷を挟んで手の届くように見えます。これから時計の逆回りに、谷の向こうのあそこに登り、又ここに戻るのです。荷物を極楽平にデポして少なくして行きます。女性陣は空荷です。本当に彼女達にとっては極楽平です。
右手に宝剣、木曽駒を見ながら進みます。中央アルプスのメジャーな山は登ったことが無いのですが、目の前にそびえる三の沢岳も立派な独立峰です。頂上からは木曽川でしょうか、大きな川が見えています。御岳は先程までは見えていたのですが、今はガスで隠れています。コーヒタイムをして極楽平に戻ります。途中、どこで落としたのか、追いついた人が地図を私に届けてくれました。(今日2回、地図を落としたのですがすべてセーフです。)
極楽平で行動食を摂り、今日のお宿の檜尾避難小屋を目指します。ハイ松の中に、岩がゴロゴロと自然の織り成す美しい庭園と、遥かに見える避難小屋が、疲れた私にガンバレと声を掛けるのです。いくつかのアップダウンを乗り越えて、最後の檜尾岳の登りはチョットきつかったですが、何とか登頂です。
目の前にまだ登ったことの無い空木岳が「お前がチョット岳か、近こう寄れ、苦しゅうない」と行っていますが、「こっちが苦しいわ〜〜またな!」と言って方向を東に向け小屋を目指します。ハクサンフーロ・トリカブト、名前の知らない白や黄色の花道を15分歩き、小屋に到着です。
遠くから見ていた小屋はメルヘンチックで、今日は私達4人だけを迎えてくれるのだろうと思っていましたが、小屋の裏側にはほろ酔い気分のお二人さんと、小屋の中には仮眠中の3人の先客がいました。
荷物をといていると又一人到着です。もう5時前、今日は10人泊まることになるのでしょう。詰めれば15人は泊まれそうです。
早速、水場に行きましたが、2L汲むのに4〜5分掛かりました。(事前の情報の想定内です)
メンバーそれぞれのメニューの夕食です。(ちなみに私はおでん2パックです)ビールの保冷がここまで持ち、美味しいの何の!! 目の前に空木岳、東に八ヶ岳から南アルプス、その奥に富士山を見ての食事です。この時間が欲しさに山に登っているのかな・・・
18時30分に寝床につきました。夜中、かなりの雨と雷も鳴っていましたが、朝焼けとともに目覚めました。
八ヶ岳と甲斐駒岳の間から太陽が出てきました。今は優しい太陽ですが、昼からはきつい暑い太陽になるのでしょう。

8月28日(土)

6時に小屋を出発です。今日はコースタイム4時間30分の殆んど下りのみです。人生そのもの下り坂の早い事、途中コーヒータイム等3回の休憩を入れても3時間45分で下山しました。
道路に飛び出た時、ちょうどバスが下ってきて、通り過ぎはしたもののKさんが手を振ったお蔭で、ちょうどそこの檜尾橋バス停で待ってくれました。「ラッキー〜〜〜」
お風呂は駒ヶ根高原家族旅行村「こぶしの湯」です。料金600円ですが、自主申告で60歳以上は500円です。
私は59歳8ケ月ですが、四捨五入でこの時点から60歳になりました。「ラッキー〜〜」せこ〜!
60歳になるのも良いものだ。今回も、楽しい仲間と天候にも恵まれ、楽しい山行でした。
さぁ〜後は天理に向かって帰るのみです。安全運転で帰ります。

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千畳敷カールをバックに

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極楽平への登り

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極楽平で荷物のデポ作業

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三ノ沢岳の遭難ケルン

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檜尾避難小屋前にて

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檜尾避難小屋への道標

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日の出と南アの稜線

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檜尾尾根からの三ノ沢岳の全貌



感想(清岡)

南側から見る三ノ沢岳の山容は実に大きく目立ていました。南アルプス主稜線から少し外れた独立峰であるので極楽平から往復の累積高さは400メートルでしんどいアルバイトを要しましたが登る値打ちのある山です。
檜尾岳までの縦走路は最後の急登以外はのんびりしたハイキング気分。避難小屋は10名前後登山者で賑わっていました。
避難小屋前からの早朝の南アルプスの山並みや目の前の大きな空木岳の眺めを十二分に堪能した楽しい山行でした。

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